22歳の大橋悠依が大会直前までスペインで参加した高地合宿の成果を早くも発揮した。

 女子400メートル個人メドレーで清水が2年前に出した短水路日本記録を大幅に更新。今夏の世界選手権(長水路)200メートル個人メドレーの銀メダリストは「短水路の日本新は初めてなのでうれしい。ターンが多く、いい練習になるので長水路につなげていきたい」と笑顔を見せた。

 この日の予選後、宿舎で同部屋の池江に「日本新を出したい」と伝えると「私が頑張って先に出すので、日本新部屋にしましょう」と励まされたという。池江は最初の決勝種目だった女子50メートルバタフライで有言実行の新記録。大橋は「刺激し合えるチームメートがいるのはすごく大きい」と5歳下の頼もしい後輩に感謝した。