初出場の高知中央(高知)が65-52で、市尼崎(兵庫)に逆転勝ちした。

 高知中央は第1Qは10-15と市尼崎にリードを許したが、第2Qに逆転。前半を25-24で終えた。しかし、第3Qに再び相手にリードされ、39-40で第4Qに入ると、エンジンがかかった。

 190センチのナイジェリアからの留学生オボングテミトぺ(2年)が、オフェンスリバウンドやゴール下のポストプレーなどで得点すると、156センチのPG橋本祭(2年)ら日本人選手も奮戦した。

 酒井寛治コーチ(59)は「オボングは1年半しかバスケ経験がない素人だが、賢い。1対1なら高さでいける。この試合では留学生より日本人の成長が大きかったが、それとリンクして留学生も成長した」と総合力で初陣を飾れた点を喜んだ。

 2回戦では最多優勝を誇る桜花学園(総体2位、愛知)とぶつかる。酒井コーチは「200対0かもしれないが、桜花と公式戦でできることが選手たちのキャリアになる。何ができるのか楽しみ」と話した。