新潟アルビレックスBBは76-86で富山グラウジーズに敗れ、連勝を逃した。32-43で迎えた第3クオーター(Q)、センター(C)ダバンテ・ガードナー(26)がこのQだけで15点を奪い主導権を握りにいくが、逆転できなかった。

 猛反撃も及ばなかった。第3Q、ガードナーは相手守備をぶち破るようにリング下に迫った。203センチ、132キロの体格を生かした強烈な当たりを武器に得点を重ねる。バスケットカウントも2度奪って、きっちり決めた。このQ、新潟は一時47-49と2点差まで迫った。だが、これが精いっぱいだった。

 富山に4本の3点シュートを許した。ガードナーを軸にインサイドを攻略しても、ゾーン守備の外から決められた。第3Qを終えて、57-70と点差は開いた。最終の第4Qも流れを変えられなかった。

 12月に入り、新潟の守備は安定感を欠いている。この試合の前までの直前7試合で、平均91失点。この日も同等の86失点。課題を解消できないままの内容で、同じ中地区のライバルに完敗した。【斎藤慎一郎】