初めてノーシードで出場した常翔学園(大阪第3)は接戦の末に石見智翠館(島根)に敗れ、2回戦で姿を消した。

 試合開始直後から一進一退の攻防が続いたが、前半終了間際に連続でトライを奪われ、14-26で折り返した。

 ハーフタイムに野上友一監督(59)は「ワイドに動かしてテンポ上げていこう」と指示。後半21分にNO8石田吉平(2年)の4つ目のトライで33-33と追いついたが、終盤に力尽きた。

 2大会ぶりの2回戦敗退を喫した野上監督は「ラインとモールであれだけ攻められたら厳しい。FWの重さを鍛え直さないといけない」と唇をかんだ。一方で、今春の近畿大会の1回戦負けから成長した選手を「3年生はよく頑張った。春は『どうないすんねん』と思ったけれど、成果を出してくれた」と褒めた。