初の単独優勝を目指す桐蔭学園(神奈川)は、3日に行われる京都成章(京都)との準々決勝に向けて、万全の準備を整えた。

 2日、神戸市内でラインアウトやパス連係の確認などを行い、京都成章が得意とするアタックへの対策を確認。約2時間汗を流したフィフティーンには時折笑顔も見られ、リラックスした様子だった。

 Aシード校同士の対戦に藤原秀之監督(49)は「この試合が山」と言った。京都成章とは今季4月の全国選抜大会決勝で対戦。桐蔭学園は42-12で勝利し、初優勝を飾っている。

 プロップの山本耕生(3年)は「相手のプロップは大きい選手。自分のスクラムの踏ん張りで楽に行けるかどうかが決まるので、そこを課題に臨みたい」と言葉に力を込めた。