大会2連覇を狙うAシードの東福岡は36-7でBシードの日本航空石川を下し5大会連続で4強入りを決めた。

 前半7分、警戒していたトンガ人留学生のNO8アシぺリ・モアラ(3年)に先制トライを決められた。だがSO丸山凜太朗(3年)が「先制されたがあせりはなかった」と、王者の風格だった。相手のコンタクトに徐々に慣れ、得意のワイド展開で圧倒だ。BK陣の2トライで逆転し前半を10-7で折り返し。風上の後半もノーホイッスルからの4連続トライで突き放した。就任6年目の藤田雄一郎監督(45)は「勢いのある日本航空石川を1トライに抑えたことは収穫」と選手をたたえた。