Bシードの東海大仰星(大阪第2)がノーシードの報徳学園(兵庫)を8トライで圧倒し、3大会連続の4強入りを決めた。

 前半2分にSO三村真優(3年)が相手防御ライン裏へ転がしたキックを、CTB和田悠一郎(3年)が押さえて先制トライ。報徳学園に2点差に迫られたものの、同10分の1年生FB谷口宜顕の花園初トライなどで引き離した。

 元日の秋田工との3回戦は27-27で引き分け、トライ数で上回ったことで8強入り。湯浅大智監督(36)は「拾った命なので、基本を徹底して細かいことをやり切るだけだった。この試合に臨むにあたって、いろいろな責任がある。『思いを乗せて戦おう』という話をしました」と選手を送り出した。花園初トライを「うれしかったです」と振り返った谷口は「(FBでの先発は)責任を感じる。メンバーに入れなかった人の分までやりたい」と5日の準決勝を見据えた。