平昌五輪(ピョンチャンオリンピック)アイスホッケー女子日本代表「スマイルジャパン」が19日、苫小牧市役所での壮行会に出席した。苫小牧出身の大沢ちほ主将(25)は「昨年の最終予選では、苫小牧の人たちに応援してもらって五輪出場を果たせました。平昌では(予選リーグで敗退した)4年前の悔しさを晴らし、みなさんに元気を与えたい」と恩返しを誓った。

 昨年2月、チームは日本代表の平昌切符1号となった。故郷・苫小牧での最終予選ではオーストリア、フランス、ドイツに3戦全勝。会場には女子アイスホッケーとして異例の3000人を超える大観衆が詰めかけ、後押しした。この日の壮行会にも同市役所に250人のファンが集まった。現在も苫小牧で最終合宿中の大沢は「毎回いい合宿を過ごさせてもらっている。この成果を、五輪の舞台でしっかり出してきたい」と意気込んだ。

 氷上練習中の苫小牧・白鳥アリーナには選手23人の顔写真が出身地付きで張られている。さらに大沢ら同市出身や同市のチーム所属の10人には同市公式キャラクター「とまチョップ」のマークが添付され「いざ決戦の地へ スマイルジャパン旋風を巻き起こせ!」と書き出されている。街の熱い思いも背負い、未勝利に終わったソチ五輪の雪辱を果たしにいく。【永野高輔】