スピードスケートの平昌五輪(ピョンチャン・オリンピック)壮行タイムトライアルが20日、長野市エムウエーブで行われ、世界記録を保持する女子団体追い抜きは、高木美帆(23=日体大助手)高木菜那(25=日本電産サンキョー)菊池彩花(30=富士急)が組み、2分59秒29の好記録をマークした。

 今季は先頭交代の数を4回から3回に減らす作戦を取り入れ、W杯3戦全勝、全レースで世界記録を更新するなど、金メダル獲得への期待が高まる。五輪は準決勝、決勝が同日に行われる日程とあり、エース高木美は「タイトなスケジュールになるし、状況に応じて臨機応変に作戦を組み立てていく必要がある」。高木菜は「最高の笑顔が見せられるように、金メダルを取りたい」と話した。