元世界ランク4位、同24位の錦織圭(28=日清食品)の復帰は勝利とはならなかった。昨年8月のロジャーズ杯(カナダ・トロント)以来の実戦となった試合は、予選勝者で同238位のデニス・ノビコフ(米国)に3-6、6-3、4-6のフルセットで敗れた。

 錦織は相手に15本のサービスエースをたたき込まれ、力尽きた。まだ大事な場面でのサーブやストロークが安定せず、簡単なミスも生まれた。しかし、けがした右手首は、最後まで違和感なくプレーできており、身体的には、全く問題ない復帰戦となった。

 両者は16年ロジャーズ杯(カナダ・トロント)2回戦で対戦し、錦織が6-4、7-5のストレートで勝っていた。