新潟アルビレックスBBはシーホース三河に77-83で敗れた。順位は中地区5位のまま。惜敗の中、ホーム戦初登場の新外国人選手、パワーフォワード(PF)ラモント・ハミルトン(33)が8得点6リバウンド3アシスト。攻守の要として存在を示した。

 ハミルトンが観客を乗せた。第4Q、ポイントガード(PG)畠山俊樹(26)のシュートで65-66と追い上げた直後だ。両手であおりながら観客席の盛り上がりを促した。

 9日に入団し、前節のアウェー名古屋D戦(20、21日)で新潟デビュー。これが3試合目。ホームの空気を初めて感じた。「ファンにもチームにもエナジーを与えたかった」。そこはプレーでも見せる。スクリーンをかけてガード陣のプレーを引き出す。ポストプレーからパスを供給。相手の隙をついてロングショット。「パスを出すべきところで出してくれる」。畠山が言うように要所で的確に判断したプレーを披露した。

 「みんなのプレーが分かってきた」。その分、勝利が欲しい。「ミスが連続した。もっと落ち着いてプレーしないと」と敗因もきっちり把握した。今日28日の2戦目は白星でファンを盛り上げる。【斎藤慎一郎】