3連覇を目指す藤井快(25=東京都連盟)が首位で予選を通過した。藤井は5つの課題を完登し「若手も強いので全員がライバルと思って戦っています」と語った。4日の準決勝と決勝に向けて「熾烈(しれつ)な争いになる。準決勝を突破して連覇に王手をかけたい」と力強く言った。

 昨季W杯の複合で総合1位の楢崎智亜(21=栃木県連盟)も11位で予選を通過した。今季のスタートとなった予選を振り返り「前半硬くなってしまって思い通りにコントロールできなかった。冬の練習は1人でやることが多かったので、ほかの選手がどれくらいやるのかびびってしまいました」と苦笑い。弟の楢崎明智(18=栃木県連盟)は腰痛のため棄権した。「弟と一緒に決勝に行きたかったので残念」と険しい表情だった。