柔道のグランドスラム・デュッセルドルフ(ドイツ)大会(23~25日)に出場する2016年リオデジャネイロ五輪男子73キロ級金メダルの大野将平(旭化成)ら男女日本代表が19日、成田空港から出発した。海外での国際大会は五輪後初となる大野は報道陣への対応を控え「頑張ります」と短い言葉に決意を込めた。

 大野は天理大大学院の修士論文作成に追われ、本格的な練習を再開したばかりだという。男子の井上康生監督は「これまで活躍した選手が復帰戦を迎える。若手と第一人者の融合が非常に楽しみ」と期待した。

 同五輪男子90キロ級金メダリストのベイカー茉秋(日本中央競馬会)は21日に出発する予定。井上監督は「勝負は待ってくれない。ベイカーも含めてどのような試合をするか、わくわくしている」と話した。