2月20日、ルノーが2018年のF1世界選手権を戦うマシンR.S.18を発表した。ワークスチームとしてのF1復帰3年目となる今年はいよいよ3強チームに追い付き表彰台争いに挑む。

 マシンは昨年型からの正常進化型で斬新なところは見当たらない。しかしサスペンションの刷新によって運動性能を向上させると同時に、空力面を進化させてダウンフォース発生量を大きく増大させたという。ルノーは昨シーズン後半に尻上がりに速さを増しており、今季型ではその流れをさらに加速させそうだ。

 チームの人員や開発設備の増強も進み、3年目にしてようやく満足のいく体制でマシン作りができたとチーム代表のジェローム・ストールは語る。

「今の我々は上り調子にある。ファクトリーは再生が進み、以前に比べて35%以上のスタッフ数となった。昨年はランキング9位から6位に浮上し、シーズン終盤には4番目のマシンだった。我々の投資は着実に結果に繋がりつつある。長期的な目標である優勝やチャンピオン争いに向けて、2018年はさらに一歩前進出来ると確信している」(米家峰起通信員)