男子は昨年の世界選手権3位の白井健三(日体大)は合計81・498点で6位だった。女子は村上茉愛(日体大)が55・633点で2位に入った。

 白井は2種目目のあん馬で2度落下し11・100点にとどまった。得意の跳馬で全体トップの15・066点をマークしたが、最後の鉄棒でもミスが出た。村上は4種目で安定した演技だった。

 男子はユル・モルダウアー(米国)が85・964点で、女子は昨年の世界選手権覇者モーガン・ハード(米国)が56・599点で優勝した。

 ▽村上茉愛の話(オフは)段違い平行棒と平均台を集中的にやってきてその感覚を試合でつかめた。自分自身の演技ができた。(次は4月の)東京でのワールドカップなので、日本でもはじけたい。

 ▽白井健三の話 試合は楽しめたが、内容が悪かった。米国の器具での調整期間が短く、頭では理解していても体は日本の(器具に対する)反応をしてしまった。油断しているとこういうミスが出ると感じた。