女子ショートプログラム(SP)で三原舞依(シスメックス)が72・98点で2位につけた。

 三原は平昌五輪(ピョンチャンオリンピック)シーズンに挑戦したSPのタンゴで表現面に苦しみ、曲の変更を考えたこともあった。高校3年生にとって、大人の色気が求められる踊りは未知の領域。今季最終戦で自己ベストを上回る滑りを完成させ「最後まで諦めずにやってきたことがやっと実を結んだ」と喜んだ。

 中野コーチから「悪い女をしっかり演じてきなさい」と送り出されたという。化粧や身のこなしを試行錯誤してきた成果を発揮し「来季以降、いろいろなジャンルの難しいものがきても多分はね返せる」と自信を深めた様子だった。