フィギュアスケート女子の本田真凜(16)が3月31日、4月から米国へ拠点を移すことを正式に表明した。大阪・東和薬品ラクタブドームでのアイスショー出演後に「環境を変えて新しいスタートができたらいい。できることを1つ1つ増やしていきたい」と、浅田真央さんを指導した経験もあるラファエル・アルトゥニアン・コーチ(60)に師事することを明かした。

 既に3月から兄太一(19)と短期の練習で渡米しており「ジャンプの安定感をつけて、女子の進化についていけるようにしたい」。同月の世界選手権で優勝した男子のチェン、女子のワグナー(ともに米国)らも同門となり「吸収するものがたくさんある」と笑顔を見せた。この日は今季のショートプログラム「ザ・ギビング」で華麗な滑りを披露。16年の世界ジュニア女王は関大のリンクを離れ、22年北京オリンピック(五輪)での五輪初出場を目指す。【松本航】