平昌五輪スノーボード男子ハーフパイプ銀メダリストの平野歩夢(19=木下グループ)が5日、都内でファン交流イベントを行った。当選したファン40人と写真撮影やサインに応じ、ファンの赤ちゃんを抱えると、雪上の真剣な表情とは違う穏やかな表情も見せリラックスした様子だった。

 イベント後に取材に応じた平野は、スケートボードでの東京五輪挑戦について「五輪とシーズンが終わって、まだ覚悟だったり整理がついていなくてはっきりとは決めていないけれど、それもすごく考えている」と言葉を選びながら丁寧に話した。

 この日は会場に集まったファン1139人に、午前8時から10時に抽選券を配布。平野と直接交流ができたのは40人のみだったものの、会場前には抽せんで外れたファンなどが駆けつけ、道路がファンで埋め尽くされた。平野はこの反響の大きさに「この前の地元のパレードでも、思ったより大勢の人たちが来てくれたし、今日も人数にびっくりしている。スノボをやるとかじゃなくてもいいし、みんなが来てくれることで自分の刺激がどの形でも伝わっていればいいのかなと思う」と口元を緩ませた。