日本レスリング協会の馳浩副会長は6日、東京都内で行われた緊急理事会後の記者会見で、五輪4連覇の伊調馨(ALSOK)が練習再開に意欲を見せていることを明らかにした。

 伊調は「少し体を動かして、練習を開始したい」と話しているという。

 馳副会長によると最近の伊調は「ずっと家にこもってふさぎこんでいる状況」で、今回のパワハラ問題の影響などで継続的に練習を行っていない状態が続いていた。

 所属先を通じ、練習場所の確保について相談があったという。馳副会長は「関係者と協議中ではあるが、伊調さんは近いうちに練習着に着替えてトレーニングする気持ちになっている」と説明した。