スーパーラグビー(SR)の日本チーム、サンウルブズが今季10戦目で待望の初勝利を挙げた。

 12日に東京・秩父宮ラグビー場で今季4勝5敗のレッズ(オーストラリア)と対戦し、63-28で勝利した。

 サンウルブズは前半にSOヘイデン・パーカー(神戸製鋼)が1トライ、キック7本すべてを成功させるなど、29-14で折り返した。

 後半もWTBホセア・サウマキ(キヤノン)の3トライなどで点差を広げ、SR参戦3年目で最多の63得点を挙げた。

 日本代表の指揮も執るジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチは「サプライズとは思っていない。我々は確実に成長してきた。選手たちが諦めずに反省し、改善したことが今日の結果につながった。選手たちを褒めたたえたい」。主将のSH流大(サントリー)は「勝てたことをうれしく思うし、苦しいときも応援してくれたファンの方に感謝したい。ショットでポイントを重ねたことでレッズにプレッシャーをかけられた。自分たちのゲームプラン通り戦えた」と話した。

 サンウルブズは1勝9敗とし、次戦は19日に香港でストーマーズ(南アフリカ)と対戦する。