パラリンピックに射撃で過去3度出場した元選手の田口亜希さんが世界パラ射撃連盟の選手代表に決まったことが24日までに明らかになった。選手代表はパラスポーツの各国際競技団体(IF)で、それぞれ1人ずつ選出され、選手の意見を集約する。日本障がい者スポーツ協会によると、日本人がIFの選手代表になった例は過去にないという。

 田口さんは日本障害者スポーツ射撃連盟を通じて「私が初めて出場したアテネ大会のとき、日本でパラリンピックの名前さえ知らない人が多かった。選手代表の活動を通じて、以前の日本と同じような環境にある国々にも変化を与えたい」とコメントした。