ラグビー元日本代表で大分県ラグビー大使の今泉清氏(50=日刊スポーツ評論家)が9日、大分銀行ドームで行われたイベント「おおいたラグビーフェスタ」に出演した。

 世界ランキング11位のラグビー日本代表と同14位のイタリア代表とのテストマッチ前に行われ、今泉氏は「スクラムとラインアウトの攻防戦がキーになる」とポイントを挙げた。イタリアは伝統的にFWが強く、19年W杯日本大会1次リーグで対戦する同2位のアイルランドと同5位のスコットランドの前哨戦と位置づける。「イタリアはW杯の仮想の相手になるので、セットピースでマイボールスクラムとラインアウトを100%展開出来るかが重要。最初のスクラムに勝てれば勝てる」。

 会場は開閉式のドームだが、W杯規定により屋根を閉めて行われる。「ドームは風が抜けず蒸し暑いけど、大分のファンで良い風を起こしてほしい」と呼び掛けた。

 今泉氏のほか、同県出身の大相撲の前頭嘉風(36=尾車)も出席し、ラグビー愛を語っていた。