テニスの4大大会第3戦、ウィンブルドン選手権(7月2日開幕)に男子シングルスの第25シードで出場する世界ランキング27位の錦織圭(日清食品)が28日、ロンドンでエキシビションマッチに出場し、世界8位のケビン・アンダーソン(南アフリカ)に6-1、6-4で快勝した。

 錦織はネットに出るプレーも試し「今のところ(体に)痛みはない。サーブもストロークもすごくいい感じ」と芝コートでの戦いに好感触を得た様子だった。

 ウィンブルドン選手権は昨年、3回戦で敗退するなど4大大会では唯一8強入りがない。「(芝は)まだ好きになれていない。確実に(ポイントを)取れるパターンが確立されていないので、そこがもう少し出てくればチャンスも増えてくる」と鍵を挙げた。