女子車いすの部のシングルスで上地結衣が2年連続の準決勝に進み、4大大会全制覇へ1歩前進した。ブレーク合戦となった第1セットは要所で正確なプレーを見せて先取。その後は「リターンがだんだん良くなった」とプレー内容が向上。球足が速い芝生コート用に重点的に練習してきたスライスを「ラリーの中で若干増やした」という。第2セットは第3ゲームから4ゲームを連取するなど主導権を握った。

 2年前に始まったウィンブルドンのシングルスは4大大会で唯一制覇していないタイトル。「自分のできることをしっかりとやり切って戦えたらいい」と気を引き締めた。