日本空手松涛連盟では故浅井哲彦主席師範の理念のもと、車椅子空手の普及にも取り組んでいる。

 開会式前にセンターコートで行われたエキシビジョン「いけいけ空手和オー」には松山市内の101歳の女性を筆頭にデイサービスや介護施設の高齢者ら72人が参加。今大会の総合責任者・永木満氏(68)の掛け声のもと、きびきびとした動きで正面突きや受け技を披露した。空手歴1年の山守美智子さん(72)は「体がシャキッとする。おなかの中から声を出せるので気持ちがいい。ずっと続けたい」と目を輝かせる。永木氏は「障害があっても体を動かすことでより健康になってほしい」と話していた。