女子ダブルス世界ランク9位の松本麻佑(22)、永原和可那(22=北都銀行)組が、女子ダブルスリオ五輪金メダルで世界ランク3位の高橋礼華(28)、松友美佐紀(26=日本ユニシス)組を2-0で破り、準々決勝に駒を進めた。

 松本が177センチ、永原が170センチという世界屈指の長身ペア。今年から日本A代表に選ばれるなどここ数年で急成長をみせ、高橋、松友組との国際大会での対戦成績は2勝1敗と分があった。「高橋さんが後ろで松友さんが前、という形だと1番強い。それをなるべくそうさせないように」と永原。松友をコート後ろに追いやる形をつくり、2人そろって角度のある強烈なスマッシュを何度も決めた。

 日本は世界トップの女子ダブルスがひしめくが、東京五輪には2組しか出場できない。永原は「すごい厳しい戦いがあるが、その中でこうやってプレーできているのは光栄なこと。食らいついていきたい」と初々しく話した。