B1に2季ぶりに復帰した秋田ノーザンハピネッツの白浜僚祐(27)が、琉球ゴールデンキングスとの開幕戦(10月6日、CNAアリーナ★あきた)に向け、「激しさ」を躍進のカギに挙げた。所属する東地区は16-17年王者の栃木ブレックス、17-18年王者のアルバルク東京など強豪がズラリ。2年前の初年度B1で味わった悔しさを、今季にぶつけるつもりだ。

白浜 下馬評は『弱い』と言われていることは分かっている。普通にやっていては勝てないことも分かっている。B1は1つ1つのプレーが、すごく激しくて力強い。ミスも少なく質も良い。まず、気持ちの激しさでは負けたくない。

ジョゼップ・クラロス・カナルスHC(ペップHC=49)が就任した昨季はB2で圧倒した。さらなる強化のため、選手もガラリと入れ替え。今季メンバー13人中、7人が新加入で発進した。9日の東北アーリーカップ決勝ではB2仙台89ERSに惜敗したが、攻守の強み、連係、激しさは日々成長している。

白浜 ペップHC1年目を経験しているが、攻守においてレベルの高いオーダーを出してくるし、選手の長所や役割を評価してくれる。新加入の選手は、攻撃面ではすごく良い物を持っている。自分の特徴は守備面。B1の選手とのマッチアップは、スピードあるシュートやダンクも多くなる。激しいディフェンスで旋風を巻き起こしてみせたい。不安より、楽しみのほうが大きいです。

秋田は金足農の甲子園準優勝に沸いた。バスケットボールの盛り上がりも負けたくない。今年2月のバレンタインデー人気投票企画ではBリーグ8位。B2選手では独走のトップだった。金足農・吉田輝星投手(3年)をしのぐ? 優しい笑顔も大きな魅力だ。

白浜 今季もイケメン枠を譲るつもりはありません。プレーの激しさだけでなく、そこも前面に出していきたいですね。

カナノウの紫の次は、ハピネッツのピンクが旋風を巻き起こす。【鎌田直秀】