世界ランク6位の日本が同3位のセルビアに3-1(15-25、25-23、25-23、25-23)で逆転勝ちし、1次リーグから通算7勝1敗とした。リオデジャネイロ五輪銀メダルで欧州王者の強豪に今大会初黒星をつけ、今年5月のネーションズリーグで敗れた雪辱を果たした。

日本はセルビア、ブラジルに2-3で敗れたオランダと勝敗で並び、3位から2位に浮上した。11日のブラジル戦で1セット以上を奪えば、3次リーグ進出の3位以内が確定する。

中田久美監督(53)は「本当に最後まで集中力を保ってくれた。最後までよく頑張ってくれた」と強敵から白星を奪った選手たちをねぎらった。長岡望悠(27=久光製薬)は「苦しい試合だったが、チーム全員で勝ち取った」と笑顔をみせた。

日本は長岡望悠(久光製薬)古賀紗理奈(NEC)黒後愛(東レ)のハードヒッター3人を先発させる攻撃的布陣でスタート。しかし、相手の高いブロックに苦しんで8連続失点するなど第1セットを失った。

第2セットは長岡の強打、奥村麻依(ナコンラチャシマ)のブロック、第1セット途中で黒後と代わった石井優希(久光製薬)のレフト攻撃などで奪い返した。第3セットは粘り強い守備を長岡が得点に結びつけ、最後は古賀の5連続得点で連取。第4セットは石井、古賀らの攻撃で奪い、逆転勝ちした。

ドイツはプエルトリコを3-1で破って5勝3敗、ドミニカ共和国はメキシコを3-0で下して4勝4敗となった。プエルトリコは2勝6敗、メキシコは1勝7敗。