「世界のヤマシタ」が水着美女に癒やされた? 日本オリンピック委員会(JOC)と国内各競技団体は11日、建設が進む20年東京大会選手村を視察。JOCの山下泰裕選手強化本部長(61)は、84年ロサンゼルスオリンピック(五輪)を振り返り「村での生活は楽しかった。プールではシンクロ(アーティスティックスイミング)の選手が練習していて、目の保養になった」と話した。

あわてて「いや、誤解しないでください。目の保養と言っても、変な意味じゃなくて」と付け足したが、顔は真っ赤。同大会では負傷しながら柔道無差別級金メダルに輝いたが、重圧は大きかったのだろう。「唯一緊張を緩められる場所が選手村だった」と、極度の緊張の中で戦った34年前を思い出しながら言った。

自身の経験も踏まえ、山下氏は「地元の大会で選手への重圧はさらに大きくなる。選手村を1歩出たら、プレッシャーとの戦い。だからこそ、村では選手がリラックスできるような環境にしたい」と、2年後に向けて話していた。