世界ランク6位の日本は同2位の米国に1-3で敗れ、6位で大会を終えた。0-2から第3セットを奪い、第4セットも競り合ったが、勝負どころでサーブレシーブが乱れて突き放された。今大会12試合を戦い、強豪国とも互角に渡り合ったが、勝ちきれない課題も残った。

中田久美監督は敗戦を受け入れた。「勝って終わりたかったが、モチベーションの維持が難しかった」。4強進出を逃して迎えた今季最終ゲーム。選手の心に空白ができていても仕方なかった。「大会を通じて、持っている力は出し切った」と評価したが、世界を相手に勝ちきれない課題も残った。

勝負どころで攻守にプレーの精度を欠き、1点が取りきれない。荒木は「選手個人がスキルアップするしかない」と指摘した。10年大会で3位になり、2年後のロンドン・オリンピック(五輪)の銅メダルにつなげた。20年東京五輪まで2年を切った。中田ジャパンは6位から巻き返さねばならない。