昨季準優勝で東地区2位の千葉ジェッツが、西地区4位のエヴェッサ大阪に30点差で快勝した。

司令塔富樫勇樹(25)は20分で12得点5アシストを記録。「出だしから今日はディフェンス、オフェンスともに良かった。チーム全員でのプレーができたかなと思う」と充実感をにじませた。

今季は、自分のシュートが入る時こそ、そのまま打ち続けるのではなくボールを回すことを意識しているという。「去年の経験から、自分が良いときにシュートを打ち続けても、チームとして他の選手が乗り切れてない場面があった。だからこそ、自分の調子が良いときはちょっとスペースが空いていてもボールを回すことを意識している」。昨季は1試合平均3・3アシストだったが、今季の平均は5・3アシストと増加。この試合でも5アシストを記録し「チームからの信頼も含めてたどり着いたスタイル」と個人、チームとしての進化も口にした。

12日からはW杯アジア2次予選(30日カタール戦、12月3日カザフスタン戦、ともに富山)に向けての代表合宿も始まり、週末にはリーグ戦をこなすタフな日程が続く。「代表戦の前に個人としても良いリズムやシュートタッチがつかめるのは大きい。そういう意味でも、明日の大阪戦、来週末の三遠戦が大事になる」と勢いを日本代表の舞台でもつなげていく。