男子60キロ級で世界選手権2連覇中の高藤直寿(25=パーク24)がまさかの初戦敗退を喫した。今大会で優勝すれば19年世界選手権(東京)代表に内定。2回戦で韓国の金源鎮(26)と対戦し、ゴールデンスコア方式の延長戦で3回目の指導を受けて反則負けした。

高藤は9月の世界選手権で左膝を痛め、約3週間の調整で臨んでいた。自分の形に持ち込めなかったことは「練習しないと勝てないというのが、率直な気持ち。金選手はむちゃくちゃ強かった」と振り返り、内定を逃しても「それは何とも思っていない」とサバサバした表情だった。

試合は高藤に指導2回、相手に指導1回で延長戦に突入。その後2回ずつとなったが、3分を超えたところで高藤に3回目の指導が告げられた。