フィギュアスケート男子で6日(日本時間7日)開幕のグランプリ(GP)ファイナルに出場する宇野昌磨(20=トヨタ自動車)が5日(同6日)、カナダ・バンクーバーの本番会場で公式練習に臨んだ。

ショートプログラム(SP)「天国への階段」の曲をかけての練習では、4回転フリップ、4回転トーループで転倒。それでも公式練習の後半には、いずれもきれいに成功させるなど、入念に感覚を確認してリンクを後にした。

GPファイナルは4年連続出場となり、2年連続3位から昨季は2位。1年前は優勝したチェン(米国)に0・50点及ばず「点差というより、自分の演技ができなかったことが悔しかった」と振り返る。「今年は満足いく演技ができていない。もうそろそろ、完璧な演技をしてみたい」。チェンとの一騎打ちが予想される大舞台で、自分の力を出し切る。