卓球女子のエースで世界ランキング3位の石川佳純(25=全農)が11日、ワールドツアー上位選手で争うグランドファイナル(13日開幕、韓国・仁川)に向けて、成田空港から出発する前に取材に応じた。「今年一年の締めくくりとなるので来年に向けていい形で終われるようにしたい」と意気込んだ。

今年は新しい環境のもと、グランドファイナルへ臨む。10月に卓球の新リーグ「Tリーグ」が開幕し、石川は木下グループが運営する木下アビエル神奈川から参戦している。昨年までのこの時期は、大会などがなければ「練習ばっかりしていた」というが、今年はTリーグでの試合をこなしている。直近では9日に行われた試合に出場しており「自分にとって新しい挑戦だった。試合をやりながらレベルアップできるのはいいこと。レベルの高い選手と緊張感のある試合ができているのでいい緊張感がある」と、いいイメージを持っている。

今年最後の国際大会に向けて「今年は悔しい試合もたくさんあったけど、全体的に安定した試合ができて世界ランクもいい位置にいる。来年はもう1個上という気持ちもあるので、そこに向けてやりたい。いいイメージで今年を終えたい」と、初の世界ランク1位を見据えた。