新潟アルビレックスBBが今季3度目の3連勝を決めた。中地区3位の富山グラウジーズに90-83で競り勝ち首位で年内の試合を終えた。Bリーグで首位での年越しは3年目でチーム初。PG五十嵐圭(38)が18得点7アシストで勝利の流れを作った。

今季クラブ最多入場の4813人の大歓声の中、ホームで五十嵐が勝負強さを見せた。65-65の第3クオーター(Q)残り40秒、勝ち越しの3点シュートを決めると、その後にフリースローで4連続得点。第3Qの終了間際に一気に7得点した。

「自分がアグレッシブにプレーしようと思っていた」。これでチームは勢いづいた。第4Qは開始から8連続得点。富山を約4分間、無得点に抑え、一気に突き放した。

中地区のライバルで、昨季は1勝5敗と苦手にしていた富山に連勝。12月の10試合、アルバルク東京、栃木ブレックス、シーホース三河、そして富山と中地区と東地区の強豪との対戦が中心だった。そこを6勝4敗と勝ち越し。悲願のチャンピオンシップ初進出への手応えをつかんでの年越しとなった。「2019年も一緒に戦ってください」。試合後、MIPを獲得した五十嵐が客席に向けた言葉は、自信に満ちていた。