金蘭会(大阪)が連覇へ王手をかけた。八王子実践(東京)に25-15、、25-15、28-26でストレート勝ち。西川有喜、曽我啓菜(ともに3年)、宮部愛芽世(2年)らが確実にアタックを決め、ブロックでも8得点と安定した攻守で名門を圧倒した。

「(下北沢)成徳と当たるまでは負けないつもりで戦ってきた。予定とは違ったが、戦略を立て直して決勝に臨みます」と池条義則監督(57)は複雑な表情。昨夏の高校総体決勝で敗れた下北沢成徳(東京)へのリベンジを期していたが、決勝の相手は昨年と同じ東九州龍谷(大分)になった。

セッターの中川つかさ主将(3年)は「龍谷の速いバレーに注意したい。知り合いが多い成徳の選手たちの思いも持って決勝を戦いたい」と2年連続3度目の優勝へ決意を明かした。