ショートプログラム(SP)4位と出遅れた宇野昌磨(21=トヨタ自動車)が今季フリー世界最高の197・36点を記録し、合計289・12点で悲願の逆転初優勝を飾った。

冒頭から4回転フリップ、4回転トーループの成功ですべり出し、最後まで集中力を維持した。シニアとなり初めて主要国際大会(五輪、世界選手権、グランプリファイナル、4大陸選手権)を制した。

「1位という順位になれたのは素直にうれしいけれど、世界選手権ではもっともっと練習した上での優勝を目指したいなと思います」

3月の世界選手権(さいたま市)優勝への意欲を隠すことなく「(今回)4回転サルコーはやっていない。世界選手権ではやるつもりで、練習を再開させたい」と具体的なプランも明かした。