2月28日、F1開幕前のバルセロナ合同テストは2週目の3日目を迎え、フェラーリのシャルル・ルクレールが1分16秒231のトップタイムを記録した。

今季は車両規定変更のためマシンが遅くなると目されていたが、すでに昨年のスペインGPでルイス・ハミルトンが記録した最速タイム1分16秒173に肉薄する速さとなった。

開幕前テストも終盤を迎え、多くのチームがレースを想定し66周の決勝距離を連続走行で走り切るフルレースシミュレーションを行う中、ここまで最速と目されてきたフェラーリが予選のシミュレーションで最速タイムを記録した。前日は大クラッシュで半日を失ったが、ホイールリムのトラブルと判明し、この日は問題なく138周を走破した。

「クルマは最初からずっと気持ち良く走れる良好なフィーリングだったし、今日もとても良い1日になった。昨日は(マシントラブルで)多く走れなかったけど、今日はそれを取り戻すことができたね。ここまでのテスト内容にはとても満足だし、良いスタートが切れたと思う。僕自身はまだまだ学んでいる途上だし、マージンも残している。走れば走るほどさらに良くなっていくよ」(ルクレール)

レッドブル・ホンダはピエール・ガスリーが担当しレースシミュレーションを敢行したものの、高速のターン9でコースオフしバリアーに激しくクラッシュ。マシンは大きなダメージを負って走行は65周で打ち切りとなってしまった。

「僕のミスだよ、それでマシンのコントロールを失ったんだ。ものすごく大きな衝撃だったし、僕が今まで経験した中で最も大きなクラッシュのひとつだったと思う。チームのみんなに申し訳ない。今日はマシンパフォーマンスに目を向けてテストを進めたけど、これからデータをしっかりと分析しなければね」

トロロッソ・ホンダはアレキサンダー・アルボンが担当し118周を走って0・651秒差の2番手タイム。こちらもロングランでタイヤの習熟にいそしんだ。

テストは3月1日で終了し、F1は3月15から17日に行われる開幕戦オーストラリアGPへと向かう。(米家峰起通信員)