秋田ノーザンハピネッツが前年覇者アルバルク東京を苦しめた。第1クオーター(Q)はジャスティン・キーナン(30)の11得点などで21-15とリード。第4Qにミスからターンオーバーを許すなど、75-83と敗れたが、最後まで接戦を演じる粘りを見せた。

相手は竹内譲次(34)、田中大貴(27)、馬場雄大(23)と、13年ぶりのW杯出場を決めた日本代表メンバー3人を擁するタレント軍団。昨年11月の今季初戦では55-100とほぼダブルスコアで惨敗も、1月の2戦目では72-81と食い下がり、この日はさらに成長を証明した。東京のルカ・パヴチェヴィッチHC(50)も「積極的な守備はリーグトップクラス」と認めたほどだ。

年に1度の大館市での開催に満員のブースターも沸いた。ホワイトデー(14日)にちなみ白のアウェーユニホームで臨んだが白星とはならなかった。東地区5位と苦しむ中、ペップHC(50)は「最後のところでミスが出た。修正したい」と今日の第2戦での巻き返しを口にした。【野上伸悟】