バレーボールVリーグ女子プレーオフ決勝第2戦へ向けた会見が12日、東京・武蔵野の森総合スポーツプラザで行われた。久光製薬と東レが13日、同会場で対戦する。

久光製薬は6日の第1戦(名古屋)に3-0で快勝。ブロックとレシーブで東レの攻撃を封じ込み、2季連続7度目の優勝に王手をかけている。酒井新悟監督は「特別な準備はしていない。先週の試合を分析し、選手のコンディションを整え、気持ちを高めることに主眼を置いて調整してきました。チーム一丸となって明日の試合に勝ちきりたい」と淡々としたコメントに意気込みをこめた。

一方、7季ぶり5度目の優勝を目指す東レの菅野幸一郎監督は「実際に力の差はあると思っている。ただ今季最後の試合ですし、最高の試合をしたい。自分たちの力を知り、相手の力を知った上で、強い執念で勝ちきりたい」と逆転へ意欲をのぞかせた。

決勝は2試合制で、久光製薬が連勝ならば優勝。東レが雪辱して1勝1敗になった場合は1セット25点のゴールデンセットを戦って決着をつける。

久光製薬・岩坂名奈主将 チームの誰ひとりとして(前回と)同じような試合展開ができるとは思っていません。今季最後の試合になるので、最後まで気を引き締めて相手にスキを見せないようにしたい。

久光製薬・石井優希 今季の集大成としてすべてを出し切るだけ。楽しみながら頂点を取れるよう頑張ります。

東レ堀川真理主将 今季積み上げてきたもの、練習してきたことを出し切るだけ。選手、スタッフ、東レが1つとなって戦いたい。

東レ黒後愛 東レらしい自分たちバレーをして、会場に足を運んでくださるみなさんに面白い、バレーをしてみたいと思ってもらえるような試合をしたい。