【ブダペスト=三須一紀】男子世界ランク4位の張本智和(15=木下グループ)が2回戦でスウェーデン選手に4-0のストレートで勝利し、3回戦に進出した。

次戦はポルトガルのマルコス・フレイタスで17年ドイツオープンでは2-4、18年チェコオープンでは3-4で、2戦2敗と相性が良くない。張本は「前回負けたイメージが残っている。特に相手はサービスがうまいので、それを取るイメージで戦いたい」と意気込んだ。

長丁場の大会を乗り切るため、息抜きとしてスマホオンラインゲーム「ブロスタ」にはまっている。ホテルでも夜、30分から1時間プレーし、リラックスした時間を過ごしている。

ゲームをやる意味について「ゲームだと負けても良い。そこに負けを求める。試合で負けたら悔しいですけど、ゲームだったらいくら負けても大丈夫」と理由を語った。ゲームの実力は「全然です。ユーチューバーに比べたら(ランキングは)圏外です」と笑った。

前日の会見では「出来は20%」と語っていたが、この日は「70%まで上がった」と話した。右手薬指のけんしょう炎も「練習時は少し痛むけど、試合では問題ない」と影響はないことを明かした。日本のエースが、男子シングルス40年ぶりのメダルへ、調子を上げてきた。