19日から始まるバドミントンの男女混合国別対抗戦「スディルマン杯(中国)」に向け16日、日本代表が羽田空港から出発した。

先月末から東京五輪出場資格獲得に向けた1年間の戦いがスタート。今大会は世界選手権と並ぶ格付けのメジャー大会(グレード1)であり、出場する選手たちにとっては持ち点を上げる重要な大会。主将を務める男子ダブルスの嘉村健士(29=トナミ運輸)は「(団体戦の)トマス杯、ユーバー杯は優勝したが、スディルマン杯だけはまだ優勝していない。朴監督を胴上げしたい」と初優勝に向け力強く語った。

直前合宿ではB代表の選手も練習に参加。女子選手たちは男子選手に相手になってもらい、練習に励んだ。副主将の高橋礼華(29=日本ユニシス)は「速いスマッシュへの対応を強化した。毎日いい練習ができた」と話した。

日の丸を背負って戦う団体戦に向け、チーム一丸となって挑む。合宿では朴監督の号令のもと、練習後に円陣を組んで士気を高めた。嘉村は「円陣はだんだん完成度の高いものになってきた。本番でも期待していて下さい」と話し、高橋も「日本は普段からリーグ戦もやっているし、団体戦に強いと思う。実力もあるので、諦めずに最後まで戦いたい」と意気込んだ。最強メンバーで優勝を勝ち取り、日本の強さを世界に見せつけ、それぞれの五輪レースに弾みを付ける。【松熊洋介】