世界ランク6位の日本は同1位のセルビアに3-1で逆転勝ちし、通算成績を6勝5敗とした。セルビアは5勝6敗。日本はセルビアのサーブとブロックに苦しんで第1セットを失ったが、その後3セットを連取。第1セット途中から出場した鍋谷友理枝(25=デンソー)がスピードに乗った攻撃でチームを立て直し、16点を挙げて勝利に貢献した。

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最後は鍋谷がレフトからの連続得点で試合を締めくくった。劣勢の第1セットから途中出場し、速く、思い切った攻撃でチーム最多の16得点。176センチの身長ながら思い切ったバックアタックも決めた。「私の持ち味は速いテンポの攻撃。勢いを持ち込んで流れを変えたかった」。

4月の練習中、顔にボールが当たって右眼球内から出血した。医師の薦めで黒のゴーグルでプレーするリオデジャネイロオリンピック(五輪)代表は「ミニオンズって言われてます」と笑いながら「私は毎日が生きるか死ぬかですから」と、東京五輪代表生き残りもアピールした。