フィギュアスケート男子で18年平昌オリンピック(五輪)銀メダリストの宇野昌磨(21)が、陸上棒高跳びの山本聖途(27=ともにトヨタ自動車)へ関心を寄せた。

24日は大阪市内で行われた「DHC ホットボディジェル」のテレビCM発表会に出席。開幕1年前となった20年東京五輪の話題に「山本聖途くんには何度かお会いしている。昨日の練習に行くときも、テレビで特集をやっていました」と口にした。

他競技を見ることは、宇野にとって新鮮な経験になっているという。愛知・中京大中京高3年だった15年夏には、同校野球部を甲子園で応援。その思い出を「あまり野球観戦をしたことがなかったけれど、同級生が出ているということで見入ることができましたし、テレビでも結果を気にした」と振り返る。

現在3大会連続五輪を目指している山本については「すごく何回も話したことがあって『親しい』という訳ではないけれど…」と恐縮するが、同じ愛知県生まれで中京大の先輩にあたる。所属先も同じという関係で「(平昌)五輪に出たけれど、五輪を『見る』っていうのも特別なことだと思う。自分の知り合いが五輪に出るっていうのは、やはりまた違った感情で見られるのかな」。五輪の空気感を知る立場となり、新たな視点が生まれそうだ。