世界記録保持者渡辺一平(22=トヨタ自動車)は2分6秒73で3位だった。

100メートルに出場せず、200メートルに絞った今大会。25日には予選2分9秒38で全体9位、準決勝2分8秒04で同6位となって決勝に進んだ。

ただ、準決勝ではウィルソン(オーストラリア)が2分6秒67と世界タイ記録をマーク。渡辺は「タイ記録を出してくれてすがすがしい。決勝はチャレンジャーとして臨める。誰が世界で一番速いか、誰が世界で一番強いか、決める試合。楽しみたい」と闘志を燃やしていた。

前回大会は優勝した宿敵チュプコフ(ロシア)に敗れて銅メダルだった。2年ぶりの舞台で世界の頂点を目指していた。

競技後、渡辺は「タイム的には満足。今日できることは精いっぱいやりました」と話し、世界記録を更新されたことについても「強い同級生のライバルに東京オリンピックで勝ちたいと思います。相手にとって不足なしです」とプラスにとらえた。