【光州=益田一弘】瀬戸大也(25=ANA)が、レジェンド北島康介氏を超えた。決勝で4分08秒95で2大会ぶりの優勝。

200メートル金に続いて2冠達成。これで世界選手権通算4個目の金メダル。同3個で並んでいた北島氏を上回って日本勢最多となった。

予選は予選4組4レーンで登場。4分12秒27の全体トップで通過した。「タイムは最低ラインですが、組の1位ならいいなと思いました。調子が良さそうあんおで、落ち着いて、1つ1つこなしていけている」と手応えを口にしていた。

前回大会金メダルで最大のライバルのケイリッシュ(米国)は4分15秒62の同10位でまさかの予選落ち。取材エリアでタイムを見届けると、瀬戸は「決勝、1人旅します」と口にした。

今大会は200メートルのバタフライ銀、個人メドレー2冠とメダル3個を手にした。1大会で個人種目メダル3個も日本人初となった。記録ずくめの金を獲得して光州の夏を締めくくった。

◆瀬戸大也(せと・だいや)1994年(平6)5月24日、埼玉県生まれ。埼玉栄高、早大卒。13年世界選手権男子400メートル個人メドレーで金メダルを獲得し、15年大会で2連覇。16年リオデジャネイロ五輪は同種目で銅メダル。174センチ、75キロ。