昨季ボルダリングW杯総合女王で両肩の故障を抱えていた野中生萌(22=XFLAG)は、総合5位だった。

左肩にはテーピングをして満身創痍(そうい)で臨んだが、得意のボルダリングで3課題中1完登と不完全燃焼に終わった。22歳の美人クライマーは「これで終わりではない。けがしている中ではベストを出せたし、チャンスがある限り前だけを見て進みたい」と、オリンピック(五輪)代表2枠目をしっかりと見据えた。

▽総合7位の伊藤ふたば スピードでも自己ベストを出せたし、気持ちを切り替えて出来たことは大きな自信になった。自分の力を出し切れたら(五輪に)出られるという手応えをつかめた。