世界7位の錦織圭(29=日清食品)が、悪夢のジンクスを打ち破った。予選勝者で同205位のマルコ・トルンヘリティ(アルゼンチン)に6-1、4-1とリードしたところで、相手が負傷で棄権。奇数年の全米は、1度も勝ち星を挙げていないジンクスを打ち破る初の1勝だった。主な一問一答は次の通り。

-ショットの感覚は。

錦織 コート上での感覚はすごく良かった。ストロークに関しては、あんまり悪いところはなかった。

-もう少しプレーしたかった。

錦織 言い方は悪いが、早く終われば、その方が楽は楽。ただ、今は1番、ほしいのは自信なので、本当はもうちょっとやって、試合勘なり、緊張感なり、というのは味わいたかった。

-どんなことを課題にプレーしていたか。

錦織 (前の)2大会で、すごく攻め急いでいた。それを修正したいなと思いながらやっていた。攻めるところは、しっかり攻めてプレーできた。

-ここで準優勝もしたし、五輪ではメダルも取った。4大大会優勝と東京での金メダル。何か違うか。

錦織 比較はできない。4大大会優勝のために練習してきているし、それが最大の目標。ただ、東京は自分の国で、そこでメダルを取れば、すごく感動的だ。両方とも重要だよ。

◆全米オープンテニスは、WOWOWで8月26日~9月9日、連日生中継。WOWOWメンバーズオンデマンドでも配信。