日本は組織で戦う欧州にも個の力で戦う米国にも負けた。1番はフィジカルコンタクト。トルコやチェコは米国の強いディフェンスに体をぶつけてそこから展開したが、日本は小手先のプレーに頼り、外からのシュートも打てなかった。結果、ドリブルで切り込み、シュートするしかなく、これでは世界とは戦えない。

八村は厳しいマークを受けながら、チェコ戦での21得点は評価できる。米国戦は気負いすぎたのかもしれないが、それでもターナーをかわしてのダンクシュートは良かった。ただ日本ではエースであってもウィザーズではそうではない。スターがいる中でどのように成長していくかが大事だ。

課題も露呈した。米国戦ではファジーカスのディフェンスが機能せず、何もできなかった。さらに篠山や田中も頑張ったが、チェコのサトランスキーのように器用な長身のポイントガードを育てることも必要だ。(NBAコメンテーター)