前年学生日本一の関学大がRB三宅昂輝(3年)の2TDなどで圧勝。開幕3連勝を飾った。

第1クオーター(Q)に相手キッカーがパントするボールを落とし、敵陣2ヤードから攻守交代。最大のチャンスに、三宅は相手守備陣に引っ張られながらも力で突破。先制のTDを決めた。「やるしかない。何も考えずに自分が点を取ってやると思った」と振り返った。

第2Qでも敵陣1ヤードから確実にTDランを決めた。伝統の京大戦は「アジリティがしっかりしていて、点差が開いても追いつかれる(怖さがある)」と気を緩めずプレーに集中した。京大守備陣の強力なタックルには「痛いです」。

今季限りで退任する鳥内秀晃監督(60)は「いらん反則もらったり、取れるボールを落としたり」と圧勝にも厳しいコメント。自身最後となる京大戦は、これで15連勝。そのことを伝えられると「知らんよ」としながらも「(京大戦は)特別よ」としみじみ話した。【南谷竜則】